「体験談」不登校になる前のSOS [HSP/HSC 繊細な心]

回想録

中学校へ

みかんは、中学生になった。

少し距離があったが、頑張って通学をしていた。

勉強も頑張っていた、個人的に、あーよかった。本当に

よかった、これできっと落ち着いた生活ができる!!

と私も安堵していた。

夏休みが終わり、2学期がスタートした頃から、段々と元気が無くなった気はして

いたが、そして機嫌も悪い日が多くなっていった、反抗期かななんて、思いつつ

そんな態度はダメだと、注意する事もあった。

今、思ってもみかんは、HSC寄りだとおもう。

注意した時、「外ではすごく気を使ってるんだ、家ではゆっくりさせてよ」

「なんで、気を使って優しくしてるのに、嫌な思いばかり外でも家でも」

と、みかんは言った。

私と主人は、「外は誰しも疲れるものだし、あなただけじゃないのよ」と

言ってしまった。

予感的中

そんなある日、みかんが体調が悪いと、言った。

私は、一瞬、あれ?と思ったが、まさかね、と思って、休ませた。

お昼頃、体調が良くなったと、あーよかった。思い過ごしだったなと。

次の朝、やっぱり具合が悪いと、、、、

「なんかあった?」と、聞くと、「実は、クラスの女子と揉めてる」と。

理由を聞くと、連絡をしたとか、してないとか、よくある揉め事だったが、

みかんは、いきなり外されたと言う。2ヶ月ぐらい我慢をしていたようだ。

私の中で、ここに来ても結局こういう事が起こるのかと、落胆したと同時に、

過剰同調性と思われる私にとって、これは自分のことぐらい、不安で心配に

なった。

「わかった、お母さんが先生に言うから」と。

私は、担任の先生に連絡をした。実は、クラスの女の子と揉めていると、

それで学校に行きたくなくなってるのです、と。

先生は、では、一回その子達と話し合いの場を設けてみます、と。

私は、藁をもつかむ思いでお願いした。

まさか、不登校になるのでは、という思いが自分の中で渦巻き、なんとか

早めに対処をしなければと思った。

「お母さん、その子たちに聞いたのですが、別に何も起きてないと言ってます」

今の私ならその言葉をそのまま信じることはないが、その時の私は、

「よかったね、みかん、みかんの勘違いだって」と、してしまった。

一回学校行ってみよ、と。その日は、みかんも期待を持って学校へ行った。

でも、帰宅したみかんは、やっぱり私はハミられて、チクったと言われてと。

私は、本気で動揺した。みかんの勘違いなんかじゃないんだと。

それこそ、ある種、嘘をつかれたと思った私は、みかんの為に学校へいき、

現状を訴えようと、心に決めた。

絶望

まず、保健室に通され、みかんの思いを聞いてもらった、が、その後、

直接話し合いと思っていたら、、

「じゃあ、先生がみかんちゃんの気持ち、相手の子達に伝えて来るから」と。

私もみかんも、え??と。それでは、余計に拗れてしまう気がしたが、

学校という場所に、みかんの味方は私しかいない気持ちになった。

私が思う以上に、みかんは辛かったと思う。

「あの子たちは、みかんちゃんのここに怒ってるんだって」と。

待ってくれ、何もないと先日、私は聞いたのです。

こう毎日話がコロコロ変わってしまうと、私もみかんもどうしたら良いのか

分からなくなっていた。

そして、先生方より、トドメを刺された。

「みかんも、もうちょっと強くならないとね・・・・、

一人でも良いでしょ、勉強しに来てるんだから」

私とみかんの心の中は、何かが大きな音を立てて崩れた。

ここから、私とみかんが、教育という観点からも追い詰められていく。

不登校になるまでのみかんの取った行動、言動

・学校の話をしなくなる

・遊ぶ約束をしても行きたがらなくなる

・体調不良を繰り返す

・常にイライラしている

・不機嫌な態度で家族に接してくる

今、思うとこれが精一杯のSOSだったのかと思う。

 

 

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