「体験談」中学生 不登校になった時の言動 [HSP/HSC 繊細な心・不登校] 

回想録

不登校という現実

中1は、その後も何度も学校へ行くことを試みたが、傷ついたみかんの心は、

もうその空気耐えれる力が残ってなかった。そして人を怖がるようになった。

その中で、私は不登校のままで、そのままでもういい、むしろ、

守ってやりたいと思った事があった。

その中で、今でも消化できない言葉があった。

先生から、珍しく電話が来た。本人に代わってくれとの事で、代わった。

「あなたが来ないと、◯◯が進まないから、皆が困るんだ。

皆が困るから学校に来てやってみないか?」

先生の意図は別にあったのかもしれない、

でも、誰も味方のいないみかんにとって、ここまで追い詰められてるのに、

まだ追い詰めるのか?と、私は怒りに震えてしまった。

皆が困るから?こっちはもっと困ってるのです、それはそのままなのに?

結局、学校に行けない方が悪いのか?と。

なぜ、苦しんでる子供にそんな言葉を投げる?と。

その辺りから、頑張ることも辛くなり、私もみかんもただ家にいて、

落ち込み続けるという地獄のような時間を過ごしていた。

あまりにも、悲しく、苦しかった。

そこから完全に不登校になった。

カウンセリングへ

ある時、学校からみかんさんとお母さんで、スクールカウンセリングの先生と

お話しされてみてはどうですか?と。きっと完全なる不登校になったからだろう。

よくわからなかったが、私も限界に達していた為、オッケーをしたが、

早くて2ヶ月先でして、その日にみかんさん学校来てください。って、

まぁ冷静に考えたら、スクールって事は学校でって事だとわかってはいる。

でも、ずーっと学校へ行けない子供が、カウンセリングの時だけ学校に

行けますか??て話です。むしろ、親である私でさえ嫌だと思った。

ついに私は言ってしまった。

「学校に行けないこの子が、学校に行けないので、難しいです」と。

「せめて、私がついて行って一緒にしてもらえないと無理です」と。

それを了承してもらい、カウンセリングの日を待った。

ただ、受けるその日まで、みかんは言った。

なんで自分が受けないといけないのか?と、むしろ、私が受けるなら

嫌なことしてくるクラスの子達の方が受けるべきことなのではないのか?と。

その頃のみかんは、全ての事、全ての人、全てにもう心を閉し、

何もかもにひどく傷つくようになっていた。

誰かの何気ない会話すら、みかんが聞くと、刃に感じ、傷だらけになる。

時間、曜日、いろんなことをお願いして、予約の取れた日に、

みかんを半ば強引に連れ出し、カウンセリングの先生にあった。

カウンセリングの先生はとても明るく優しく、みかんをとても褒めてくれた。

本当に優しくていい子だと。

でも、私もみかんも、どうしても学校という空間の中で、

今思えば、うまく話をする事も、聞く事もできなかった。

カウンセリングの先生とは話したい、カウンセリングの先生に助けてほしい、

でも、学校が怖い。学校という空間に入ると震えてくる。

この扉を開けるとまた嫌なことが起こるかもしれない、この空間にいると、

倒れそうに苦しい、私もみかんもそこまでになっていた。

カウンセリングの先生に言われた、「みかんちゃんのタイプは、

中高が多分とてもしんどいだろうね」と。

え、あと5年もこんな辛い状況なんですか?と。

だから、少しでもね、カウンセリング受けて、みかんが楽に生活できるよう、

頑張ろと先生はおっしゃってくださった。

初めて、この学校の中で、みかんのためにって言ってくれた

カウンセリングの先生には今でも感謝している。

ただ、学校の中での私とみかんは、学校から出てくる言葉に怯えることしかなく、

ある時から、このまま高い学費だけ払い続けて、何もしてもらえないなら

ここにいる意味がないのではないかと。。

クラス替えも、コース制のためなく、担任の先生がもし代わって

空気が変わったら、また少し違うかもしれない、でも、きっともう

ここで学校に行くということは、無理なんだろうな、そう思ってきた。

完全に不登校になる直前の言動

・朝起きてこず、布団にもぐり顔を見せない

・学校へ行くよう伝えると、暴れるようになった

・お昼すぎると落ち着いてくる

・何気ない言葉も否定に聞こえる

・学校から学校に来れないかと言われると、手がつけられないほど物にあたる

・発する言葉も、絶望しかないと伝えてくる

・笑顔が明らかに減る

・どうせ自分の気持ちなんて誰もわからない

完全に行かなくても安心していいんだよと、わかるまでこの状態が続いた。

本当に、本人も親も先の見えないトンネルの中で戻ることも進むことも

リタイアする事もできない現実は、本当に苦しい。

ただ、学校へ楽しく行きたいだけなのに。。。。

 

 

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