「体験談」子供の可能性と、親の応援の仕方[HSP/HSC繊細な心]

回想録

子供の思い

 みかんが保育園年長になった。

 みかんが、鼓笛隊の指揮者になりたいと、、、

 「う、うん、でもさ、なれないこともあるんだよ。」

 「わかってる、でもなりたい。」

 「でもさ、なれなかった時に何になるかを考えておいた方がいいんじゃない?」

 私には小さい頃、足も遅い、要領も悪い、気も弱い、おとなしい、絵に描いたような

 日陰にいる女の子だった。

 だから、私も指揮に憧れてたけど、幼心に私が立候補するものではないな、と、

 諦めていた。

 そうすることが全てうまくいく方法だと、本能的に思っていた。

 みかん、がんばれ!なれたらいいね、その一言を言うても必ず、なれないこともあるのは

 わかっておいてね、と付け加えてしまう。

 もしも、この時に帰ることができたら、がんばれ!応援してるよ!とだけ言いたいな。

 そして、みかんは指揮者になった、私は嬉しかった、小さい頃自分ができなかった事を

 この子はやってくれる、そう思った。

 でも、それと同時に、当時の私ように憧れても踏み出せない子がいると言うことを

 伝えてしまい、周りの子たちの気持ちを考えなさいね、と言ってしまう私が母親として

 どうだったのかいまだに、苦しい。

「現在の私から→当時の私への伝言」(*経験したから思うこと)
・子供の可能性は精一杯応援してやろう。伝える事は大切だけど、言いすぎること
 は可能性をつぶしてしまう。
・応援するその気持ち、頑張ったその過程は何よりも大切なのかもしれない
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