頑張る何か
ダンスをもう一度やりたい、みかんが言い出した。
その頃、私も何か習い事をさせたいと思っていたので、それを快諾した。
ダンスを再開したみかんは、とても合っていたのか、本気でダンスをし始めた。
見ている私も、私の知らない世界の中で踊り、注目されるみかんがとても嬉しかったし
私も、見ててのめり込んで行った。それをのめり込むことで、みかんとの
自然な共通の目標のようなものも出来上がりつつあった。
その頃、主人も自分のやりたいことをやり始め、家にいることが少なくなってきた。
でも、以前からの、私たちの中には、やはり大きな地雷が埋まっている事も
事実。だからこそ、そこは尊重をした方がいいのかと思ったりもして、
正直少しずつ、予定が会わなくなっていた。
むしろ、土日は予定が詰まっていて、別行動も増えていき、
色々な家族の形態があるとはいえ、段々と私=みかんの相互依存が激しくなった
可能性もある。
ただ、みかんは父親をとても好きだったので、好きな事で活動をしてる
かっこいいお父さんが今でも好きで、当時も好きだったと思う。
私も、みかんのダンスにのめり込むことで、何かに夢中になってる擬似をしていたのかも
しれない。
それは、結局中3まで続くの事で、より深刻なことにもなるのですが(笑)
私は、当時、色々な事がありすぎて、心も荒んでいて、頑張り続けないと、
自分の中での糸がぷつっと切れてしまいそうで。
少しでも問題回避したく、極力、休みに予定を入れたかったのもある。
みかんが友達を休みの日に遊ぶ事がすごくしんどかった。
子供であっても、私の空間に誰かが居続けることがとてもしんどかった。
だからこそ、みかんちゃんはダンスで忙しいものね、これが最高に自分的にも楽であった
みかんも輝けるし、私も知らない世界に魅了されて行った。
そこにも人間関係はあったが、皆が同じ方向を向いてる人の中にいる心地よさを
集団が苦手な私が感じた唯一の世界だったかもしれない。
「現在の私から→当時の私への伝言」(*経験したから思うこと)
・親子で共通の目標があることで、乗り越えられた事もいっぱいあるし、
その中で、今に繋がった事もたくさんあるから、経験はどんな事でも無駄では
ない。お金、時間を考えず、あの時間はかけがえのないものだったと、
思ったら良いと思う