「体験談 」私立中学から公立中学への転校を考える[HSP/HSC 繊細な心・転校]

回想録

学年が上がってしまった

春休みが終わり、多少の期待を持って新学期を迎えた。

でも、状況は何も変わらない、クラス替えもなければ、みかんの気持ちも塞ぎ込んだまま。

新学期、担任の先生も変わらず、昨年度と何も変わらない状況がそこにあっただけだった。

無理だよ、何も変わらないのに行けるわけない。

ごもっとも。何かが少しでも変われば行ける可能性というのはあるのかもしれない。

何一つ変わらない中で、さぁ行こう!となるならもう行ってるかという話だった。

「みかんさん、中2になっても学校に来るの無理そうですか?」

「はい、残念ながら無理そうです」

「カウンセリングの予約、取りますか?」

「はい、お願いします」

このやり取りをまたし続けるのか。。。。と、思うと同時に、私たちは

何の為に、中学受験をして、高い学費を払って、苦痛を感じているのだろうか。

そんな虚しさが、家族の中を襲っていた。

転校したい

ふと、みかんが言った。

「地元の公立に転校したい・・・・」

待ってくれ、私達はそこから出て私学の中学に行ったのです。無理でしょ、

戻るというが正解なのか、受け入れてもらいたいとするのが正解なのか、

みかんが今更、公立に行ってもうまくやっていける保証なんか何もない。

むしろ、こんなに弱ってるみかんが、また傷つくのではないか、

私にとって、こんな選択できるわけがないとおもった。

色々とその頃から、調べた。公立の不登校の中学に行けるのか、

フリースクールの場合は、など。。。でも突きつけらる現実は、公立の中学に

在籍しておられない場合、対象外ですと。。。。

もうダメだ、この子はどこにも逃げ場がない、私は本気でどうしたら良いのか

わからなかった。

その時、主人が言った。

「みかんを地元の公立の中学に転校させよう」と。

私は言った。というか怖くて言葉が漏れた。

「そんなの受け入れてもらえないかもしれないよ」と。

そして主人が言った。

「みかんが楽しいと思える学校生活が送れる可能性が1%でもあるなら、今のまま

よりは、絶対いい。そして何も学べてないのにこの学費は高額すぎる。」と。

それはその通りだった、授業も、行事も、ましてや学校のトイレさえ使っていない

のに、学費はのしかかる。我が家も余裕がない。

私は、みかんに聞いた。

「公立に行っても、グループとかに入れなくて同じように不登校になって

しまうかもしれないよ、それでも、公立に行く?」と。

「うん、そうしたい」

私たちは、腹をくくった。決めた、転校しよう。

転校を決めるが、何からするのか

そこで、私立中学→公立中学への転校をするべく、情報を集めようとした。

が、ない、まあ、普通確かにないよね、って。

どこに電話をする出来なのか、在校中の学校にどういえば良いのか、

引っ越しなんです!みたいな理由でないからこそ、何をどうすれば良いのか

わからず、私は途方にくれた。

ここから、私とみかんの転校という大きな節目を迎えるが、情報がというか

そのような経験をしてる人もおらず、私たちはどこから何を聞けば良いのか

わからなかった。

不登校からの転校を考えた時の不明点
・いつ、誰に、何を相談すれば良いのか不明
・何から手をつけるのか不明
・誰が決定権を持つのか不明
・期間がどれぐらい必要なのか不明
不明な事が多く、どこに何を聞き、どのようにするべきかが私は、
一つずつ、そこから調べ動くことになる。
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